杓底一残水(しゃくていのいちざんすい)

 枡野俊明さんというご住職の
禅語を崇拝しています。

杓底一残水
(しゃくていのいちざんすい)
汲流千億人
(ながれをくむせんおくにん)

人の目の届かないところでこそ
徳を積む

と、いう意味です。

ある営業マンにこの話をしたところ
「オフィスの男性用トイレの
トイレットペーパーが
いつも折られているんですよね。」
と。

はーい、僕がやってまーす。
何て、絶対言いませんよね。

美しく使おうとする男性の心が
そうさせるのでしょうね。

徳を積むためには
善い行いをすればいいのです。
その行いとは何かは
自分の心に問いなさい。
と、枡野さんはおっしゃっています。

私は以前、
人の評価ばかりを気にしていました。
自分はどう見られているか
自分はどう思われているか

そうではないんです。

自分がいいと思ったら
行動すればいいんです。

誰かに認めてもらいたいと
思わなくなったら
心が軽くなり
人間関係で
全く悩まなくなったどころか
いい出会いばかりが
舞い込んできました。

下流の人たちのためにも
少しでも残った綺麗な水は
川に戻す精神を
説いておられるこの禅語

誰も見ていないところで
(それこそトイレとか)
徳を積める自分でありたいです。

私の周りでも
そういう人は
優しくて
強い
オーラを
放っています。


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aya

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