柱

その場所から

私を見送ってくれた面影が

その場所を通ると残っている

そこの柱の影

何本かの柱

まだ見ていてくれたらいいのに

と、柱の数だけ思った

最後の柱を見た

スタビライザーを備えたカメラのように

ぶれることなく

柱の向こうに

その姿をとらえた

わかっていたけど

やっぱり

いてくれた

笑顔で手を振る

ありがとう

大切な人






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aya

こころの生産性も上げます